菅原道真公ゆかりの梅苑が、北野天満宮『花の庭』として一般公開(有料、茶菓子付き)になっています!
まさに3月の今、境内では50種約1,500本の梅の木が、約2万坪という広い境内のあちらこちらで開花し紅白の梅花を咲かせています。
天満宮の梅といえば、太宰府天満宮の神木『飛梅(とびうめ)』が有名ですが、飛梅の細胞はクローン技術で保存されています。京都の北野天満宮ではこれを苗木としてもらい(太宰府天満宮では全国の天満宮、天神社に株分けしている)、境内に植えていました。今年、ついに花を咲かせました。
梅苑のライトアップは3月13日まで
2月25日から3月下旬まで公開されている梅苑「花の庭」、ライトアップは13日までとなっています。
そもそも天満宮に梅が植えられている理由
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菅原道真公が愛したのが京都の邸宅にあった梅の木だからです。天満宮の紋章にも梅が入っています。太宰府天満宮の飛梅は樹齢が1000年を超えていると推定されています。
日本における梅の歴史
五経博士の王仁や仏教の僧侶が日本にやってくるときに乾燥させた梅を薬用(漢方)として持ち込んだのが日本における梅の歴史の始まりだと言われます。道真公が生きた平安時代より前の奈良時代に編纂された万葉集(7世紀後半から8世紀)では梅を題材にした詩が100以上も詠まれるほど愛される存在に。