【Diwalii】インドの光のお祭りは吉祥天を祝うフェスティバル?

インドの祝祭日ディワリは「光の祭典」とも呼ばれ、ヒンドゥー教徒、シーク教徒、ジャイナ教徒によって祝われるインドで最も重要な祭りの1つです。例年10月中旬から11月中旬にかけての5日間のお祭りです。この祭りの名前は、インド人が家の外で灯す粘土のランプ(ディーパ)の列(avali)に由来し、精神的な暗闇から守る内なる光を象徴しています。

インド以外でも、ネパール、スリランカ、ミャンマー、マレーシア、シンガポール、ミャンマー、フィジー、モーリシャスなどの国々でそれぞれ休日となっています。ディワリを祝う日付は月の動きに基づいており、毎年異なる日付になります。
このお祭りでは女神ラクシュミーをお祝いしますが、この女神は仏教の守護神(天部の護法善神)としても取り込まれ、日本や中国では吉祥天、吉祥天女と呼ばれています。

吉祥天とは

ご尊名ラクシュミー、吉祥天女、吉祥天、功徳天、宝蔵天女
ご利益幸福 美 富 五穀豊穣
主な寺院、神社吉祥院天満宮の摂末社・吉祥院(吉祥天女社)他

ランプやロウソクを灯してお祝い


ディワリ期間中、ヒンズー教徒は富の女神ラクシュミーを崇拝し、繁栄と幸運をもたらす彼女の祝福を求めます。 この祭りは、悪に対する善、闇に対する光、そして無知に対する知識の勝利を記念して祝われます。人々は霊的な闇から守る内なる光を象徴するために、家の外でランプを灯します。 祭りの間、人々は家を掃除し、ライト、ランゴーリ、花で家を飾ります。彼らはまた、新しい服を着て、お菓子や贈り物を交換し、富の女神ラクシュミーに祈りを捧げます。海外在住のインド人もそれぞれのコミュニティで光の勝利のお祝いをします。

ディワリ祭の 3 日目は祝賀のメイン日です。この日、人々はガネーシャ神と女神ラクシュミを崇拝し、富と繁栄を祝福する祈りを捧げます。ヒンドゥー教の神の中で最も重要なガネーシャ神は幸運を表し、ラクシュミは富と繁栄の女神です。この日、ガネーシャ神と女神ラクシュミの偶像を安置することでプージャまたは祈りが行われます。家族全員がマントラを唱え、花、甘い料理、銀貨や金貨、軽いディヤなどの縁起の良いものを神々の前に捧げ、祝福を求めます。(インド政府サイトより)

ディワリ期間中は、インドの周辺国や東南アジアのいくつかの国でも休祭日になるなど、インド国外でもお祝いされる大きなお祭りですが、日本では一般的に知名度が低いようです。女神ラクシュミーは日本では吉祥天(吉祥天女)として知られる仏神。ディワリ期間中に、吉祥天をお祀りする日本国内のお寺や神社で供養やお祭りは行われていないようです。同じ女神でも宗教が異なりますので当たり前なのかもしれません。