中国湖北省鄂州市
長江の岩礁に立つ観音閣は宋時代(960年 – 1279年)に建立され、何度も水害に遭って再建されてきました。明・清時代にも修復された歴史がある建物です。
2020年7月、中国の一部を襲った大雨の影響で長江の水位が上昇し、岩礁を呑み込み、こちらの寺院の建物部分の下半分ほどが浸水してしまった映像が話題になっています。
長江支流のダム爆破、洪水リスクの緩和で 中国・安徽省 https://t.co/ZoNYfHC4oF
— MSN Japan (@MSNJapan) July 20, 2020
元王朝の建義鉄山に建てられ、700年以上の歴史がある「江州観音閣」。今回の大洪水で屋根まで水没していますが健在です!
中国共産党は「洪水はネットで拡散された誤報だ!洪水は気のせいだ!」と報道し始めましたけど????
こんな動画を見せられて、この大洪水のどこらへんが気のせいでしょうか⁉️???? pic.twitter.com/oth5Mu5uzX— ami (@amiisinyourmind) July 17, 2020
長江支流のダム爆破、洪水リスクの緩和で 中国・安徽省 写真10枚 国際ニュース:AFPBB News #SmartNews
「中国中部の湖北省武漢で、長江の増水により浸水した、700年前に岩の上に建てられた寺院「観音閣」」 https://t.co/48MLeOukzW— Hiroaki Takagi (@hiro_t) July 21, 2020
同時期には、豪雨が続いたことにより、同じ湖北省にある三峡ダムでは水位の上昇が止まらず、放水を開始したり、湖北省の省都・武漢市では道路が冠水していました。
この水害で大きな被害が出ていることは日本でもニュースで取り上げられました。
このような状況下で長江に浮く観音閣という奇観が発生しました。
同じような光景は2017年にも中国南部を襲った大雨でも見られましたが、観音閣が崩壊することはありませんでした。
長江の岩礁に立つこの歴史ある建造物がこれからもずっと残ってほしいと願わずにはいられません。