日本にある巨石の文化とは・・・

2016年の記事です。

  • 先日のマツコ&有吉の怒り新党でやっていた、『新3大・起源がわからない古代の巨石』を観て興味が出てきました、今も日本に存在する巨石遺跡です。

番組で取り上げられていたのは

  • 岩手県 続石(遠野市)
  • 奈良県 益田の岩船(明日香村)
  • 兵庫県 石の宝殿(生石神社、高砂市)

でした。

これらの巨石はどんなものなのでしょうか?

岩手県 続石: 巨石が別の石に乗っていてバランスよく落ちもせずにいるというもの。その歴史は古く、「弁慶が石を積んだ」という説が柳田国男が明治43年(1910年)に発表した遠野物語では紹介されています。


岩手県_続石


番組に出ておられた「30年間で1000ヵ所以上の巨石巡りをした」大野治夫さんからは「古代人が山の神を祀った場所ではないか」という説が出ていました。

奈良県 益田の岩船
明日香村には多くの巨石遺跡が残されていますが、その巨大なサイズと、明らかに人の手が加えられた跡が残っているこの岩船の存在感には圧倒されます。


Iwafune_01


番組で大野さん(前出)は90度向きを変えて立たせて穴に棺を入れるつもりだったのではないかと推測されていました。

兵庫県 石の宝殿

Ishi-hoden


高砂市・生石神社でご神体として祀られている巨石は幅6.4m X 高さ5.7m X 奥行き7.2m、重量=推定500㌧というビッグサイズ。池に浮いているようにも見えることから『天の浮石』とも呼ばれている。誰が何の目的で山から切り出した石なのか分かっていません。

巨石の一面にはピラミッドのような突起物が残っており、この巨石は大野さんに寄れば物部守屋(用明天皇2年=西暦587年没)のような豪族の墓のフタになるはずだったのではないかとのこと。

出てくる名前からしてこの石がこの場所にある歴史の長さが推測されるというものですね。